into 地域活性化

引き上げる想い(後半)

今回は前回の「続き」に加えて、私の「次」について書いてみました。

ココから前回の続き。(前回の記事はこちらからどうぞ)


「部外者さんの参加」から生じた「新しい動き」に未来を感じた私。

これは「部外者」ゆえの客観性だからか?それとも「部外者」さんが優秀だからか?

ま、どっちでもいいか!甘えてしまえ!(≧∇≦)

その方とは、嬉野が誇る高級温泉旅館「和多屋別荘」の社長「小原嘉元」さん。

早速、「えくぼとほくろ」の外部モニターチェックも依頼。すぐに自社の広報、フロントマンを伴って来てくれました。

行政にも絡んで欲しかったので、役所の観光担当にも声かけてもらい、アート大好きバリバリ行政ウーマンにも来てもらい、万全なサポーター体制を完備!

・看板がないからわかりにくい。
・このゴチャゴチャ感がいいので片付けないように。
・笑顔がない。
・挨拶がない。

客商売ならではのご意見に加えて言われたのは・・

この置き方では『えくぼとほくろ』のコンセプトが伝わらない。B品をA品のように「美しく」売ったほうがいいのでは?


そうしたいのは、山々ですが、労力的にも資金的にも美しく仕立てるリソースがないんですよ・・

と、泣き言をいってみたら、

僕らが手伝います!と、翌週の土日に細マッチョな茶農家さんが入れ替わり立ち替わりの手弁当で、わっせわっせとディ・アイ・ワイ。

↓どうしたらお金をかけずに魅力的にできるか議論しているの図。

↓工事をしてくれている茶農家さんたち(両端のお二人)。一見華奢ですが、脱ぐとすごいらしいです。

↓そして、総工費3万円で完成!

ステキなのができたーー。( ´▽`)

と、ご満悦な私の横で、茶農家さんと窯元さんは焼き物をみながら

「こんな茶器があったんですか!これいいですね!二十個買いたいです。」とか

「こんな形は作れますか」とか

「お茶はですね・・」と仕事話をしておるではないですか。

ご近所同士で需要と供給!

プリミティブ・エクスチェンジ!

これだけではありませんでした。

窯元工房のツアーをチェックしてもらってる時、

焼き物って、こうやって作るんですね!知らなかった!

良い意味でこの古さとごちゃごちゃ感がサイコーにワクワクします!

 

と、モニターにこられた皆さま全員が目をキラキラさせておる!


うふふ。(^ ^)

ご近所さんなのに「異業種」だから、知らないんだ・・・

焼き物を作る工程って、メッチャ面白いですよね。これって旅館に泊まられたお客様にも喜んでもらえて顧客満足になると思うのです。

うんうんと、深く頷く皆さんに、

「では、送客よろしくお願いします。」とパンフをすかさず渡す。

よし、これで相互送客はオッケー。嬉野の誰かが集客したら、そのお客様を次の人に送客する。そーすると、マーケティングコストなどの営業コストはかからず集客できる。

しかも、お互いに行き来すれば、おのずと魅力も理解し語れるようになって、みんなが嬉野の広報になれる!

こうして「えくぼとほくろ」は多くの佐賀メディアにご紹介いただたこともあり、吉田の街に人が歩くようになりました。

やったー!


その三週間後に、いくつかの<お願いごと>を残して私の最後の佐賀のお仕事は終了しました。

先日、吉田で会議があると言うので東京からスカイプで参加しました。すると、画面の向こうでは、お願いした通り、ホワイトボードに議題をかいて会議が進行してるではないですか。

フライヤはステキじゃないと置いてもらえないから、お金かけてもカッコいいのを作ったほうがいいよね。その金額だったら、やっちゃう?メディア担当はだれやる?とドンドンとアイデア創出と決断が鮮やかにくだり、こんな素敵な企画が完成!

イェーイ!

PHOTO:YOSHIMOTO KOHARA
DESIGN:DAISHI OWATARI

素晴らしいー!
VIVA!チーム吉田焼!

活発な議論を見て、涙が出そうに嬉しかったです。

そして・・

私の仕事は終わったな、と思いました。

チームになれば、ヨソモン抜きでここまで出来るし、ご近所にいる「部外者」さんもいる。

最後の最後に頼りになる大きなチームができて良かった。


先日(と言っても数ヶ月前ですが)前職の会社でプレゼンをした時、その会社で二番目に偉い人に「いいじゃん!南雲さん、どうしちゃったの?」と(多分)褒めてくれました。すると隣にいた一番偉い人が言いました。

「南雲さんはさ、佐賀の皆さんに鍛えてもらったんだよね」と。

本当にそうだと思います。

ハゲができたり激やせしたこともありますが、それもふくめ、どれも私の成長の栄養になったとマジで思っています。

この仕事を紹介してくれたアノ人、最後は仲違いしてしまったアノ人、いつもごはんをごちそうしてくれたアノ人、「貴女は貴女のままでいい」と励ましてくれたアノ人。すぐにカッカする私を母のように諭してくれた同志の大我さやか嬢。

彼の地にいる、アノ人の顔が次々と浮かびます。

そして、家族を省みず日本を飛び回っていた私を東京で暖かく見守ってくれた夫と母。

本当にありがとうございました。

さて・・

私はこの春から母校である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで講師(非常勤)として「パブリックリレーション戦略」という講義を受け持つことになりました。更にもう一つ、宿のプロデュース業をしていて知り合った方からお声掛けをいただき首都大学東京でも「景観論」という授業の講師(非常勤)として受け持ちます。

この数年間で学んだことや課題を二つの大学に通う生徒と一緒にブレイクスルーして、新しい知見を生み出す。そして、再び、社会に貢献していきたいと思います。

私の2018年のもう一つのテーマは、DIVE into SCIENCE。

こうして、自由に生きられる社会と環境、そして成長できるチャンスをいただけていることに深く感謝しています。ありがとうございます。


未知の世界に飛び込むのはいつもトテツモナイ勇気がいります。でも、向こうから、私を呼ぶ声が聞こえるなら、いつだって何歳だって、飛び込んで行く勇気を持っていたい。

自分の使命に突き進み、人生を生き尽くそうと思います。

これから始まる新しい世界。下田の同志も聞いているこの曲で「ドライヴ」かけますか。

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