前回、前々回と「柿右衛門窯」について超簡単にご紹介しましたが、そもそもこの窯元に来るきっかけを作ってくれたのが友人のSちゃん。(白い帽子)彼女は見かけによらずアートとかの美術品を扱うオークション会社の取締役(だった)。
話は一年前。Sちゃんと有田の話をしていたら、美術や芸術に大変詳しいであるにもかかわらずに彼女は、
柿右衛門って有田焼きだったんだー!
と、のたまいました。
へ?
なんだと思っていたの?と聞くと、
・・カ、カ、カキエモン・・・♪( ´▽`)
!
「柿右衛門ブランド」は「有田焼ブランド」を凌駕している!(少なくともSちゃん中では)
そういえば、大昔にアメリカで仕事をしていた時に、同僚のアメリカ人から
「ゼロックス プリーズ」
と言われたことがありました。その時に、へー、アメリカではコピーのことを企業名である「ゼロックス」っていうんだと思ったことがありました。その時の感覚に似ています。
一般名詞としても使われている「セロテープ」や「宅急便」は実は企業名ってことを知らない人もいると思います。
これらのブランドは機能が固有名詞になっていて、それはそれですごいんです。
ですが、ブランドは「世界観」です。作る側が訴えたい「世界観」が消費者の「価値観」にビビビっとくれば、ブランドがあると言えるでしょうが、ことはそう簡単ではなく、緻密な仕掛けと地道な努力が必要です。
今日はここまで。次回は地道な努力について。
いつも夫に、前のも読めてないのに、次が来ちゃった♪( ´▽`)と言われるのでドンドン短く。