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就活に想う(2):コウホウやりませんか?

「日本」のために働きたいのに「日本(のメーカ)」から拒絶されて凹み、しかし、その後すぐに「グローバル(米国企業の支社長)」から背中を押されて、なんとか立ち直るワタシ。(前編を読んでない方は、こちらをどうぞ)

ちなみに、アイキャッチの写真は、下田港で海外に向け踏海を企だてる吉田松蔭先生と弟子の金子重輔。

 

そーだ、そーだ、道がなければ自分で作ればいいんだー!

早速、拒絶された会社の社長に手紙を書こうとペンをとったものの、その会社を含め、他の日本メーカーでも手紙を書きたい企業はありませんでした。(当時は製造業ばかりを見ていました。)

そこで、最初からやり直そうとネットで日本企業を調べ始めました。

すると、そこに見たことがある人がいました。


© DAIMOND ONLINE

・・この人なら手紙を読んでくれそうだ。

この会社の存在を知ったのは2006年に放映されたテレビのドキュメンタリーです。(プロフェッショナルの第1回目です)

©nhk.or.jp

長野のちいさい会社なのに、世界を、とか、日本の観光を、とか、すげーでかいことを言ってました。自信たっぷりで、緻密でロジカルな論理構成。ゆえに無謀にも思えるビジョンが実現可能に思えました。

・・この人に手紙を書こう。

翌日の講義は全部サボって、その会社の本社がある軽井沢に行くことにしました。このチビカーで。

目的は、テレビで放映されていたことはホントーかと確かめるために、です。

ただし、フツーに行っても相手にされないのはわかっているので、シナリオを作りました。

折り入って相談がある。

実は、私は、今度、外国からお客様をお迎えするしなければならない。そのお客様は会ったことはないのだが、どうも、車椅子に乗っているらしい。

そのお客様にご満足いただけるご滞在がいただけるかとどうかを確認したく、直接、参った次第である。

これにスタッフのみなさんはどう応えるか。

・・すげー迷惑なヤツです。

ホントすみません・・・m(__)m

しかも、この質問を30人にしようときめました。そのくらいのデータがなければ「私が」納得しないから。

まずはフロントに。
その次は、レストランに。
次は駐車場に。
更には、道を挟んだところにある系列ホテルにもいきました。

結論からいえば、テレビで語られていたことは本当でした。

フロントで先ほどのシナリオを演じてみたところ、スタッフの女性は、「前例はないのですが・・・」と、しばらく考えた後、にっこりと笑って言いました。

南雲様、この度は、私どもの施設を大切なお客様をおもてなしする場所の候補に選んでくださってありがとうございます。

しかしながら、私どもでは、南雲様のお客様がご満足されるかどうかが、わかりかねます。

今、お部屋はチェックアウトしたばかりで片付いていません。それでよければ、ご案内いたしますので、ぜひ、南雲様ご自身の目でご確認いただけませんでしょうか。

部屋までは他のスタッフも付いてきて、ここは、私たちが車椅子を持ち上げますとか、ここが一番フロントに近い部屋なので、なにかあればすぐにお手伝いに参りますとか、とか、とか、とか、とか、とか、とか、とか。

この人たち、自分の頭で考えている!!

もう、それで充分でした。

しかし、しつこい私は、決めた通りに30人に質問を投げかけ、更に、軽井沢から車で2時間ところにある系列ホテルにいって、同じ質問を30人に投げかけました。

あああ、ホントに迷惑なヤツ。
ホントすみません。>_<

家に着いたのは夜中でしたが、そのまま、手紙を書きあげました。

そして、翌日は、人事に電話。
社長のセミナーに参加したいので予定を教えて欲しいと。

参加する意図は、セミナーそのものではなく、社長本人に手紙を渡すためでした。

そして、セミナー当日。

セミナーは、ろくすっぽ聞かずに、終了後、会場を出た社長を走って追いかけ「私を雇って下さい。」と手紙を渡しました。
すると、

僕の会社に入りたいと言ってくれて、ありがとうございます。

深々と頭を下げてくれたのです。見ず知らずのヘンテコな女に!

その後、いくつかのやりとりがあった後に言われたのが

コウホウをやりませんか?


コウホウ・・。


コウホウってナンダっけ。

私がやりたいことは別のことだけど、ま、いいや。入ってしまえば、こっちのもんだ。←ココロの声

はい!やります!コウホウやります!

そんな訳で、まだ在学中でしたが、いきなり、フルスロットルで働き始めるようになった訳でございます。

ちなみに、フルスロットルすぎて、卒論を落としました。まだ、さほど、その会社の認知がなかった12年前のこと。当時はまだ社員は200人とかの時代でした。今は3000人位いらっしゃるかと思います。


その後、「広報とはなんぞや」を「広報のレジェンド」にしごか・・鍛えられ、なんとか、八年間、存分に働くことができました。

あー・・オモロくていい会社だった!
ってか、私の審美眼ってサイコーだな!

以上が、自分勝手であり、自己中心的な就活物語でした。(前編はこちら)

前職のみなさん、その節は大変ご迷惑をおかけしました。

迷惑をおかけしましたが、少しは社会(会社にも少し)にお返しできたこともあるよね、と、思っているので許してください。

しかし、SFC4年生の時、あの「拒絶」がなければ、今の私にはなっていないでしょう。もし、女性役員さんが曖昧な返事をしたら、理事長からのアドバイスもなかったし、もっと傷は深かったでしょう。

世の中は、実に、うまくできている、、ってことですね! ♪( ´▽`) 

就活に悩む方がいたら、参考にしていただけき、元気をだしていただければ幸いです。

ただし、この方法を私が入った会社でやったら「あいつの真似すんな!」もしくは「迷惑です!」と言われ、落とされると思いますので、入社したい方は正攻法でいくか、もっとクリエイティブな方法で挑んでみて下さると良いかと思います。

Go for it in your own style!

おまけ:この時のことを社長に何度話しをしても、毎回、「へー!すごいね、ナグモさん!」と言ってくれます。つまり、全く覚えていないということです。ʅ(◞‿◟)ʃ

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