1月19日(火)-31日(日)六本木のミッドタウンガレリアB1には最新の有田焼が並んでいます。まだ、店舗等には並んでいなものも多いので、焼き物好きな方はレッツゴー!です。
昨日、行ってきたので早速、私目線で商品をご紹介しましょう!
(詳しい商品説明はこちらをどうぞ。)

利久窯
志野焼に似ていますが、さにあらず。
有田焼の技法で創られた「土もの」風の器です。志野焼は「土もの」(注)なので、実はちょっと重いのですが、これは磁器なので軽い。私が好きなのは、すっきりとしたシェイプ。なんだかカッコイイんです。この写真で紹介するのは目の覚めるようなオレンジ色ですが、他にココアのような色があります。ちょっとクラフト感もあって、カフェやワンプレートランチに合うと思います。

伝平窯
一人用の徳利とおちょこのセット。
諸外国には「一人用の酒器」ってほとんどないですって。お酒はみんなでワイワイらしく、外国の方にとっては、むしろ「一人用」ってのが面白いんだそうです。
文化に合わせてモノも変わるんですね。
ところで、この酒器は旅館などで使われていたもので、おちょこをヒョイっと徳利にかけて運んだり、しまってするそうです。つまり、おちょこは「ふた」ではないんですが、この使い方はアリ。外国人の方曰く、ソースを入れてもいいね!と。なるほど〜。

梶謙製磁社
このブログでもよく登場する「招福鯛」。
実は昨日この中央のお皿をお世話になった「ご老公」にプレゼントしました。
ご老公と言って、ご自身がそう呼んでいるだけで、実際は外資企業のエグゼクティブ。なので更なる出世を願って、、という意味で「右肩あがりの鯛」。それと心臓手術をしたばかりなので、この迷路みたいな柄の意味である不断長久( 絶えることなく長く続く)」つまり長生きしてね・・という願いをこの鯛ちゃんに託したかったからです。男性なので料理はほとんどしない方ですが、こんな意味のあるお皿だった喜んでくれるかなっと。

まるぶん
これは「ZOA」というブランド。ZOA (zero origin arita)という意味で、zero origin zero originとは原点のことだそうです。よく見ると判る人には判るどこかで見た文様が。
「雲割山水文」という伝統的な文様をかわいらしくアレンジしたそうです。
伝統的なお皿の写真をとってこなかったので、ぜひ、こちらで比較を。上部に雲(地紋)が覆い中央下部は太陽、小舟、苫屋付蓬莱山という構図はそのままにかわいらしくモダンになっているのがわかります。

しん窯
以前、パーティーフリークの友人がプロトタイプのこの商品をドドーンとお買い上げになったので、使い方を聞いてみました。
曰く・・シンプルなデザインとこの大きさがいいのよ。これを組み合わせればディッシュ・オン・ディッシュになるのよ〜♪
と。ああ、なるほど、お皿の上にお皿をおくのか!!
このお皿をよく見ると、濃淡になった青の丸が並びます。何種類かあるお皿ですが、全て組み合わせが可能。しかも、この丸をつなげて並べることでテーブルの上に並べられた「お皿たち」が一体に。遊び心もあるデザインです。

副久製陶所
呉須(青の絵の具)が大好きな社長。その社長がこだわった呉須の色を奥様が丁寧に「ダミ」という手法で色つけしました。
見れば見るほど美しい!
私の友人仲間からも絶大な人気がある商品です。
呉須はその日の気候で色の表情が異なるそうです。しかも、塗っている時はその表情はほとんどわからず。ようやく焼きあがった時に初めてそれは明確に現れます。経験と技術で色の濃さを調整するってホント神業です。

田清窯
これなんだかわかります?「茶碗蒸し」の器なんです!
彩色をしないで無色(白)にすると、すっきりと美しいフォルムだということがわかります。茶碗蒸しはもちろんなんですが、ティラミスをいれたらすごくおしゃれになると思います。
余談ですが、諸外国で「ふたつき」の食器ってほとんどないんです。暖かい料理を暖かいままでで召し上がってください、、というオモテナシの心の表れかと。これも文化が形になったものなんでしょうね。

福珠窯
食器の固定概念を覆された!!と思ったのがこちら。
お皿を割る(実際は割ってませんが)なんて、そうきたか!考え方がアーティスティックだし、哲学的でもあるし。並べ方を変えると、四角は四角でなくなり、三角は三角でなくなり、丸は丸でなくなる。断面にもこだわりがあって、呉須で細かく「ダミ」が縦に施されて、チラリと見えた時もかっこいい。こういうのって着物の半襟みたいな演出なのかしら。衝撃をうけたカッコイイお皿でした。

渓山窯
私の有田の家のご近所さんの「渓山」さん。みかんとかアイスクリームとかくれます♪
有田で「そばちょこ」と言ったら、ココです!
ん?ということは日本で「そばちょこ」と言ったら渓山窯なのかも?
ともかくも、この窯元には常時100種類を超える「そばちょこ」がずらりと並んでいます。「そばちょこ」の柄にも注目してください。縁起物だったり、伝統的なうんちくをもっているものが多く、絵柄で右脳を、うんちくで左脳を魅了する「そばちょこ」です。
■商品の紹介:http://tsutau-arita.jp
■イベントの紹介:http://tsutau-arita.jp/news.html