into 私の思考

2017年にやったオモロイ仕事

皆さん、こんにちは。

ブログを書くのを、とある理由で躊躇するようになり、半年ほど放置しておりましたが、確定申告をしていて、

・・

あら?

昨年(2017年)は、(やりたくてもやれないような)オモロイ仕事ばっかだった、ではないか!?

ということに気がつきました。そこで出会ったのは、いまだかつて会ったことがないような「オモロい人」。これを私だけのものにしておくのはもったいないと思い、ブログを復活することにしました。

本文に入る前になんですが、次回のネタは

「2017年に出会った変態さんワン・ツー・スリー(仮称)」

です。

今回はどーでもいい自分のことばかりで、多分つまらないです。ごめんなさい。
読み終わっても怒らない方だけ、先を続けてお目通しくださいませ。m(__)m

 

さて、今回のネタは「2017年にいただいた”新しい”オモロイ仕事」です。

こんな感じ。

1)宿泊施設の「魅力プロデューサー」

2)母校(SFC)の「非常勤講師」

3)某市の産業特区プロジェクト案件の「検討委員」

4) あちらこちらから依頼された「執筆業」

 

何が(私にとって)オモロイかということを説明いたしましょう。

 


1)宿泊施設の「魅力プロデューサー」


➡︎「ブラタモリ」的に日本各地の「土」や「歴史」「地形」を論理的に分析ができるから。これを経験と知識と直感でエイヤっと魅力化してコンセプトにします。簡単にいえば、スカスカの土には稲は育たない。では、その土地では、どんなモノが政治や経済の源泉になっていたのか?というのが論点であり、それが、その土地のホンモノの魅力の源泉だ、というのが仮説です。「土」の自論はもはや論文になるえると思っており、いつか、書いてみたいと思うほど、まぁまぁの理論化ができています。

地域にいって、よく言われるのは「うちには何も魅力がない」というセリフ。でも、人々がそこそこに生活しているのであれば、なにか源泉があるのです(多分)。それを掘り出し、分析し、ヨソモノである旅人が喜ぶ魅力に昇華させる、というのが私の仕事です。

土が赤ければ鉄分(サビ)が多いということ。サラサラか粘土質かも重要です。

 


2)母校(SFC)の「非常勤講師」


➡︎「教える」ことで、とっちらかった知識は整理でき、学生との議論は新しい知を創造。それらは私をも成長できることなのです。加えて若年層に

「ねーねー、FACEBOOKってまだ使ってる?」

「暇な時、なにしてる?」

「へー、なんでそう思うの?」

とか、遠慮なく「なんでなんで」攻撃ができて、マーケティングリサーチに。学生のみなさま、うるさくしてごめんなさい。ご協力よろしくお願いします。

卒業してから10年たって、また通うことになるなんて感慨深いです。


3)某市の産業特区プロジェクト案件の「検討委員」


➡︎地域全体を俯瞰できて(今までは宿とか産地とか、地域の一部でした)スーパー公務員や識者と一緒になって、理論にのっとったダイナミックな行政改革ができる(といいな)。

この地域全体を活性化させるイメージをもつために高い所に登る。


4) あちらこちらから依頼された「執筆業」


➡︎「書く」ことは技術です。HP時代は、私が書いた文章に、上司から、でっかい×マークをもらったことがあるくらいなので、こんな仕事がくるなんて思ってもみませんでしたが、これはヘタクソなりに、技術を高め、それを評価してもらうという絶好のチャンスだと思っています。

ところで「声の文化と文字の文化」という名著があります(SFC時代のイバ研の課題図書で出会いました)。その中で著者のオングは

文字を使い文章を書き推敲することが、思考を格段に深化させ、文章を練ることはすなわり思考を組み立てること。「書く」ということは、意識を内面に向かわせます。話す=声の文化は、相手なくして成立しませんが、書く=文字の文化は、自分との対話であり、内面を取り出す作業です。

と言っています(上記は要約ですが、読みにくいの”で囲いました)。

私はモノを書くことを生業にしていませんが、ノートがないと仕事になりません。ノートに書き出すのは思考の整理に他ならないからです。余談ですが<声の文化>はアートだと思っており(オングもそんなことを言ってます)、書くとは別次元で尊重すべきものだと思っています。

ともかくも「公なもの」を書くということは、市場で自分の技術が評価されるということなので、ヤバイです。アノ記事のことを思うとドキドキハラハラです。

「声の文化と文字の文化」。面白いので読んでみてください。(高いけど、買う価値ありです)

声の文化と文字の文化 単行本 – 1991/10/31 ウォルター・J. オング (著),‎ Walter J. Ong (原著),‎ 林 正寛 (翻訳),‎ 糟谷 啓介 (翻訳),‎ & 1 その他

 

これまた余談ですが「印刷美術館」にいくのもおすすめです。グーテンベルグの技術は人の生活に大きな影響を及ぼしました。ということよりも、活版印刷ってすげー大変だったんだな、と頭が下がる思いになります。


2018年から始まる新しい仕事もありますが、それは追って、アップします。
では、次回の記事をお楽しみに。(採用許可くれたら公開になります。)

<アイキャッチ画像>
これは、辻与(つじよ)という佐賀県の肥前吉田焼にある老舗窯元さんがつくったナマズです。嬉野にある豊玉姫神社という場所にあります。ここまで大きい磁器を作るのはスゴク大変なことなんですよ。ナマズはとても縁起が良い魚なので新年のブログにつかいました。

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