私、有田に馴染んできたためか、だんだん容赦なく、有田弁で話かけられるようになってきました。
いえ、全然、構いません!
むしろ、どんどん有田弁でしゃべって欲しいです。英語と同じで使わないと上達しませんから。
私が耳にする有田弁の中で、耳に残る単語が2つあるので、有田に来る方は、ぜひ覚えていただければと思います。それは・・・
「ばってん」
と
「そいぎんた」。
「ばってん」は、テレビでもよく使われます。初めて聞いた時に心の中「わー、ほんとにバッテンっていうんだ!」と嬉しくなりました。トウキョウモンにとって方言は基本的にうれしいです。
有田でよく使われる単語 | 意味 |
---|---|
ばってん | ・だけど/しかし(逆説の接続詞) ▶︎英語で言うと「but」 |
そいぎんた | ・だから/よって(順接の接続詞) ・またね〜(別れの挨拶) ▶︎英語で言うと「that’s why」とか「so」と「See you (soon)」 |
▶︎ばってんの用法)
このミカン、きれいな色しよっとねー。ばってん、おいしくなかー。
意味:このミカンは色はいいがマズイ。
▶︎そいぎんたの用法)
このミカン、きれいな色しよっとねー。そいぎんた、うまかー!。
意味:このミカンは色がいいからウマイ。
「ばってん」は逆説の接続詞なので、前の文を否定する時に使います。そして「そいぎんた」は前の文と同じ意味で続ける時に使います。つまり、順接の接続詞です。
でもですね。間違って使っている有田人は少なくないんです。例えば、以下のように使っている人もいます。
間違った使用例)
このミカン、きれいな色しよっとねー。そいぎんた、たいしておいしくなかー。
意味:このミカン、色がいいから(?)、ウマくない。
このように前の文章で「きれい」という良い意味の文節がありながらも、続く文で「まずい」と逆説の文があるに「そいぎんた」を使う人が結構います。なので、私は「ばってん」と「そいぎんた」は同じ意味なのかと思ってしまいました。
どうでもいいといえば、どうでもいい話です。笑。
ところで九州では「離合(りごう)」ってよく使うそうですね。
これ、ほぼ100%県外の人はわかりません。意味は、車が「すれ違う」ことを言うらしく、場合によっては話がかみ合わない時などにも使うらしいです。
更にどうでもいい話ですが、有田で、トウキョウモンの私に、遠慮なく「有田弁」を使ってくる人がいます。それはこの方。 ↓ 瀬兵窯の社長。
ベスト オブ アリタベン スピーカーです。
He is the Best of Arira-BEN speaker.
瀬兵窯は友人にとっても人気の窯元です。その紹介はまた今度!