本日の昼食は「牧のうどん」。北九州のご当地食の一つです。
どれだけご当地感があるか、地図を見てみよう。
おや?本当に北九州に集中してますね。
更に拡大すると、もっと「北九州限定感」がわかる。
おお!北九州にしかない。うどん県には1軒もないゾ!
半径100キロ以内の素晴らしすぎる堅いドミナント戦略です。
地図で解るとおり「牧のうどん」は北九州人のソウルフードなのである。
さて、ここの「うどん」はフニャフニャである。
私はかなりの「うどん」好き。コシがあるのもいいが、流動食というか離乳食というか、それほどまでにふにゃふにゃ。でも、いいのだ。これでいいのだ。これがいいのだ!
この「うどん」の食べ方を説明しよう。
ここの「うどん」は麺が出汁をどんどん吸い込む。「うどん」と一緒に出汁が入ったヤカンが出され、汁がなくなったら自由に足す。食が遅い人は、食べても食べても減らず「食べても食べてもなくならない魔法のうどん」とも言われる。
作り方もスペシャル。カウンターの中には、自動麺切り機と茹で釜がベルトコンベアーでつながれ、どんどん麺が送り込まれている。一般的な作り方は「麺切り→茹で→(冷水での)ぬめり取りと絞め→ざるに上げ→再加熱→出汁かけ」だと思うが、「ぬめり取りと絞め→ざるに上げ→再加熱」がない。つまり、一度も水で絞められていないのである。ゆえに「食べても食べてもなくならない」のだ。
更にオーダもスペシャル。各テーブルに置いてある伝票に店員か、客自らが赤鉛筆で正の字を書く。このときに麺の固さは固麺・中麺・柔麺から選べる。固麺でも固くないなら、敢えて「柔麺」を選ぼうじゃないか。
あああ、お腹がいっぱいだ。殆ど、汁でお腹がふくれているので後1時間くらいしたら、お腹がすくんだろうな。「かしわ飯」も美味しいのだが、今はもう何も入らない。