into 地方の経営者

蔵から出てきたお宝

new_IMG_0361_2

焼き物の絵付けには欠かせないのが、これ。

「ナカダチ紙」

new_IMG_8363

これは絵付けをする前の下絵となる図案です。

私が今お手伝いをしている「梶謙製磁社」は創業250年以上、江戸時代から続く老舗の窯元さん。かつては大勢の職人さんを有しており、山一つ分に建物が9棟もあるという広大な敷地をお持ちです。但し、現在はその殆どは使われていない。

ここで生まれ育ったお嬢様である奥様ですら、入ったことがない領域があり、
まさにワンダーワールド!

というか、

カオス・・・。

new_P4160156

とにかくワクワクしてしまう世界があるのです。

職人さんという職業は謙虚なのか、

私:「得意なものはなんですか?」「特徴的なものはなんでしょう?」
窯元:「大したものはなにもなにもないな〜。」
私:「んーー、では、昔からのお宝にはどんなものがありますか?」

と聞いても

「いや〜、古いだけですから」とツレない・・・。

「(もー!)では、お宝(と思ってなくても)でなくても、代々伝わるものないですか。例えば原画とか?」

と言ったら、でてきたのがコチラ。⇩

new_IMG_8341

その数、百枚超。

窯元自ら、太い梁がある倉庫(但し、はしごナシ)の二階によじのぼり、トロ箱にはいったボロ雑巾のようなものを「ほいっ」

もうもうと煙幕のように、ホコリが舞う。

羽はたきで、1枚1枚、ほこりを払うと・・・
ほこりの下から現れたのは、今の有田ではみたことがない斬新でモダンな絵柄達。

うおーーー!
なにこれ?かわいい!
こんなデザインを有田焼きでみたことない!!!!!

この原画の間に挟まった新聞の年号から判断すると、どうも昭和初期に使われていたもののよう。

new_IMG_8352

ともかくも、こういう発見があるから老舗はおもしろい!
鼻の穴がスス(絵は炭で描かれている)で真っ黒になり、真っ黒な鼻くそが出ましたが、洋服も真っ黒になりましたが、全然平気ですから。

この絵をどう使う?と絵描きさんとキャッキャと盛り上がった一時でした。

関連記事

  1. into 地方の経営者

    私の胸が熱くなる瞬間

    有田生活も13ヶ月目に突入。月の半分を過ごす有田の…

  2. into 地方の経営者

    5)社長、これでは儲かりません。

    社長、この商品は全く儲かりませんよ。むしろ、作れば作るほど赤字です。…

  3. into 地方の経営者

    こんなに時間がかかる有田焼

    「磁器」である有田焼きは「陶器」に比べて製作工程が多く、時間が…

  4. into 磁器産業

    お尻からドンドン出てくる有田焼

    本日のテーマは「トンネル窯」。「トンネル窯」の特徴は、24時間36…

  5. into 有田観光

    雪 DE 温泉旅館。

    先日の大寒波は九州に35年ぶりに大雪を降らしました。その日は男…

  6. into 有田観光

    有田でのギョー活はここ!「餃子会館」。つまみは「もしもしラーメン」

    餃子って、ムショーに食べたくなる時がありませんか?有田で餃子が食べ…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

  1. into 有田観光

    有田でのギョー活はここ!「餃子会館」。つまみは「もしもしラーメン」
  2. into 有田観光

    ふにゃふにゃがうまい!「牧のうどん」
  3. into 地方の経営者

    こんなに時間がかかる有田焼
  4. into PR

    小さな町に観光客がやってきた(下)
  5. into PR

    市場の価値観ってなんだろう?
PAGE TOP