• 引き上げる想い(後半)

    引き上げる想い(後半)

    今回は前回の「続き」に加えて、私の「次」について書いてみました。

    ココから前回の続き。(前回の記事はこちらからどうぞ)


    「部外者さんの参加」から生じた「新しい動き」に未来を感じた私。

    これは「部外者」ゆえの客観性だからか?それとも「部外者」さんが優秀だからか?

    ま、どっちでもいいか!甘えてしまえ!(≧∇≦)

    その方とは、嬉野が誇る高級温泉旅館「和多屋別荘」の社長「小原嘉元」さん。

    早速、「えくぼとほくろ」の外部モニターチェックも依頼。すぐに自社の広報、フロントマンを伴って来てくれました。

    行政にも絡んで欲しかったので、役所の観光担当にも声かけてもらい、アート大好きバリバリ行政ウーマンにも来てもらい、万全なサポーター体制を完備!

    ・看板がないからわかりにくい。
    ・このゴチャゴチャ感がいいので片付けないように。
    ・笑顔がない。
    ・挨拶がない。

    客商売ならではのご意見に加えて言われたのは・・

    この置き方では『えくぼとほくろ』のコンセプトが伝わらない。B品をA品のように「美しく」売ったほうがいいのでは?

    ・
    ・

    そうしたいのは、山々ですが、労力的にも資金的にも美しく仕立てるリソースがないんですよ・・

    と、泣き言をいってみたら、

    僕らが手伝います!と、翌週の土日に細マッチョな茶農家さんが入れ替わり立ち替わりの手弁当で、わっせわっせとディ・アイ・ワイ。

    ↓どうしたらお金をかけずに魅力的にできるか議論しているの図。

    ↓工事をしてくれている茶農家さんたち(両端のお二人)。一見華奢ですが、脱ぐとすごいらしいです。

    ↓そして、総工費3万円で完成!

    ステキなのができたーー。( ´▽`)

    と、ご満悦な私の横で、茶農家さんと窯元さんは焼き物をみながら

    「こんな茶器があったんですか!これいいですね!二十個買いたいです。」とか

    「こんな形は作れますか」とか

    「お茶はですね・・」と仕事話をしておるではないですか。

    ご近所同士で需要と供給!

    プリミティブ・エクスチェンジ!

    これだけではありませんでした。

    窯元工房のツアーをチェックしてもらってる時、

    焼き物って、こうやって作るんですね!知らなかった!

    良い意味でこの古さとごちゃごちゃ感がサイコーにワクワクします!

     

    と、モニターにこられた皆さま全員が目をキラキラさせておる!

    ・
    ・

    うふふ。(^ ^)

    ご近所さんなのに「異業種」だから、知らないんだ・・・

    焼き物を作る工程って、メッチャ面白いですよね。これって旅館に泊まられたお客様にも喜んでもらえて顧客満足になると思うのです。

    うんうんと、深く頷く皆さんに、

    「では、送客よろしくお願いします。」とパンフをすかさず渡す。

    よし、これで相互送客はオッケー。嬉野の誰かが集客したら、そのお客様を次の人に送客する。そーすると、マーケティングコストなどの営業コストはかからず集客できる。

    しかも、お互いに行き来すれば、おのずと魅力も理解し語れるようになって、みんなが嬉野の広報になれる!

    こうして「えくぼとほくろ」は多くの佐賀メディアにご紹介いただたこともあり、吉田の街に人が歩くようになりました。

    やったー!

    ・
    ・

    その三週間後に、いくつかの<お願いごと>を残して私の最後の佐賀のお仕事は終了しました。

    先日、吉田で会議があると言うので東京からスカイプで参加しました。すると、画面の向こうでは、お願いした通り、ホワイトボードに議題をかいて会議が進行してるではないですか。

    フライヤはステキじゃないと置いてもらえないから、お金かけてもカッコいいのを作ったほうがいいよね。その金額だったら、やっちゃう?メディア担当はだれやる?とドンドンとアイデア創出と決断が鮮やかにくだり、こんな素敵な企画が完成!

    イェーイ!

    PHOTO:YOSHIMOTO KOHARA
    DESIGN:DAISHI OWATARI

    素晴らしいー!
    VIVA!チーム吉田焼!

    活発な議論を見て、涙が出そうに嬉しかったです。

    そして・・

    私の仕事は終わったな、と思いました。

    チームになれば、ヨソモン抜きでここまで出来るし、ご近所にいる「部外者」さんもいる。

    最後の最後に頼りになる大きなチームができて良かった。

    ・
    ・

    先日(と言っても数ヶ月前ですが)前職の会社でプレゼンをした時、その会社で二番目に偉い人に「いいじゃん!南雲さん、どうしちゃったの?」と(多分)褒めてくれました。すると隣にいた一番偉い人が言いました。

    「南雲さんはさ、佐賀の皆さんに鍛えてもらったんだよね」と。

    本当にそうだと思います。

    ハゲができたり激やせしたこともありますが、それもふくめ、どれも私の成長の栄養になったとマジで思っています。

    この仕事を紹介してくれたアノ人、最後は仲違いしてしまったアノ人、いつもごはんをごちそうしてくれたアノ人、「貴女は貴女のままでいい」と励ましてくれたアノ人。すぐにカッカする私を母のように諭してくれた同志の大我さやか嬢。

    彼の地にいる、アノ人の顔が次々と浮かびます。

    そして、家族を省みず日本を飛び回っていた私を東京で暖かく見守ってくれた夫と母。

    本当にありがとうございました。

    さて・・

    私はこの春から母校である慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで講師(非常勤)として「パブリックリレーション戦略」という講義を受け持つことになりました。更にもう一つ、宿のプロデュース業をしていて知り合った方からお声掛けをいただき首都大学東京でも「景観論」という授業の講師(非常勤)として受け持ちます。

    この数年間で学んだことや課題を二つの大学に通う生徒と一緒にブレイクスルーして、新しい知見を生み出す。そして、再び、社会に貢献していきたいと思います。

    私の2018年のもう一つのテーマは、DIVE into SCIENCE。

    こうして、自由に生きられる社会と環境、そして成長できるチャンスをいただけていることに深く感謝しています。ありがとうございます。


    未知の世界に飛び込むのはいつもトテツモナイ勇気がいります。でも、向こうから、私を呼ぶ声が聞こえるなら、いつだって何歳だって、飛び込んで行く勇気を持っていたい。

    自分の使命に突き進み、人生を生き尽くそうと思います。

    これから始まる新しい世界。下田の同志も聞いているこの曲で「ドライヴ」かけますか。

  • 引き上げる想い(前半)

    引き上げる想い(前半)

    4年間、佐賀県で夫を放置プレイで仕事をしておりましたが、今月末をもちまして一旦引き上げることにいたしました。

    せっかくなので、へっぽこプロデューサーが、たどり着いた顛末を二回に分けて記しておきたいと思います。いつもながらの長文なので、手短に言ってしまうと・・・

    • 1社ではなく、近くにいる同業者も一緒に。→ これが2年間でわかったこと。(今回は割愛)
    • 1つの産業だけでなく、近くにいる他産業も一緒に。→これが4年間でわかったこと。

    いずれにしても、幸せの青い鳥は隣にいた、って感じです。


    私は佐賀県嬉野市にある「吉田皿屋」という風光明媚な丘の上にある肥前吉田焼という産地の活性化の仕事をヨソモノ3人+窯元さん6社のチームで2年間ほどしております。

    個人的にまぁまぁヘビーなことがあった、ある日のこと。

    とぼとぼと歩いていたら、「やぁ、南雲さん、お元気ですか?」と声をかけてくれたのが和多屋別荘の社長の小原さん。

    思わず「色々、うまくいかないんです。」と言い、高級温泉旅館の玄関の真ん前で体感的には2時間くらい話したでしょうか。

    最後まで話を聞いた小原さんはこういいました。

    ・

    ・

    例えば、私が会議の場にいたのなら、こう言うでしょうね。

    「南雲さんの言うことは正しい。」

    もしくは、

    「南雲さんの言ってることは間違ってる。」

    もしくは、

    「南雲さんの言い方は悪い。が、言ってることは正しい。」

    と。

    ・
    ・
    ・

    直感的に、この人を会議にいれたら、客観的な意見をいってくれるのではないかと思い「あの、お願いがあります。次の会議に参加してもらえませんか、そして、思ったことを発言してください。」

    そう言いました。

    で、善は急げと小原さんが参加してもおかしくない「自社の魅力を伝えよう」的なセミナーを企画したのございます。

    そのセミナーには『愛する佐賀のためならなんでもやるゼ』と豪語してしている無料でホームページを作れる「ペライチ」の社長である山下さんをはるばる東京から呼び込みました。

    ここから、ホームページの話に飛びます。

    企業にとってホームページは「家の表札」のようなものです。ホームページがないことによる機会ロスは「あなたに見えていないだけ」で「必ず」あります。

    と言っても「今、直ちに困っている訳ではない」という理由でなかなか導入には至らない、というのも理解しています。つまり「きっかけ」が必要なんです。

    今回の場合、それがありました。

    それは「えくぼとほくろ」プロジェクト!詳しくはこちら。

    プロジェクトの運営上、参加窯元は日々変わる自社の営業情報を告知しないとなりません。とはいえ、ホームページの導入にはお金も労力もかかる。だから、誰でも簡単に作れる無料のホームページサービスはうってつけだったのです。

    忙しい「社長」を特別講師として「わざわざ」東京から呼ぶという特別感は「参加するなら今しかない感」もでるし「ありがたさ」もある。なにより「ホンモノの説得力」は最強です。

    さすが、シャチョーです。

    しかし、会場の空気感としては「ほのぼのとした納得感」に包まれている感じがして、よし、やろう!というまでにあと一歩足りませんでした。

    すると小原さんが口を開きました。

     

    これ(ペライチ)はすばらしいですね。

     

    やらない手はありません。

     

    僕らは、やりたい。やります。

     

    どうしたらいいですか?

     

    と。すると、一挙に「やろう、やろう」という雰囲気に変わりました。

    その流れにのり、一カ月後に「三時間で作れるホームページ」と銘打ったワークショップを実施。窯元さんだけではなく嬉野の商店街、旅館、お茶農家さんもマゼマゼして開催しました。

    参加者は、全然一人でできる方、wifiってなんですか、クロームってなんですか?な感じの様々な皆さま。しかし、さすがのペライチ。3時間後にはほぼ全員が「おお!?なんか出来たかも!!」な感じに至ることができました。

    ごちゃ混ぜの異業種に声をかけたのは、もう一つの目論見があったから。

    それは、この機会を通じて、コミニティを形成して欲しかったことです。この話は次回詳しく書きますが、ともかくも、ワークショップ終了後のわちゃわちゃしてる時にラインの交換会が始まりました。

    「ラインって自分にもメッセージ送れるんだねー」とか、セミナーより盛り上がっていました。

    まだまだな感じのものもありましたが、でも、いいのです!!ないよりは10000倍、1億万倍マシです。『自社の存在』を1億2000万人の日本人、65億人の地球人の目に触れさせる空間に身をおいたのだから。

    こうして、窯元全社がホームページを備えたのです。

    これってすごくないですか?

    WIFIってなんですか?な方もいたのに、ほぼ自力で頑張りました。

    頑張っているのは一人ではないこと、お互いに励ましてあっていたからだと思います。ほぼ、というのは、ある窯元さんが難儀している窯元さんをさり気なく手伝っているのを知っているからです。

    後半に続く・・

  • 市場の価値観ってなんだろう?

    市場の価値観ってなんだろう?

    なにか新しいことをやる時はトテモドキドキするものです。それが伝統を重んじる土地で、しかも、人様のビジネスである場合は特にドキドキ感は一層ハイパーになるのです。

    先日、始めた「えくぼとほくろ」という企画がそうでした。でも、最終的に「やろう」と思えたのは「市場の価値観ってどうなの?」と思ったことにありました。


    「えくぼとほくろ」とは:

    モノつくりにおいては、必ず「規格外品」が生まれます。全ての業界を知っている訳ではありませんが、磁器は比較的、多いのではないかと思われます。

    市場には、色々な観点で「価値基準」が設けられており、それを満たしてないものは「規格外品」として扱われ「市場に向けた流通」に乗ることが出来ません。

    肥前吉田焼という佐賀県嬉野市にある焼き物の産地では、その規格外品を愛情を込めて「えくぼとほくろ」と名付けました。「えくぼ」とは釉薬(上薬)のムラ、「ほくろ」とは絵の具や鉄粉などによる「黒点」のこと。他の規格外品もふくめ、それらを窯元6社で堂々と売りましょう!というプロジェクトです。

    ちなみに「えくぼ」はコレ。

    ん?

    なに?

    どこが問題なの?

    わかりませんよね。

    では、アップで、どうぞ!

    虫眼鏡がいります。

    では、こちらはどうでしょう。

    「ほくろ」

    ・

    ・

    ・

    わかりました?

    思わず、指でゴシゴシして、ホコリではないことを確認してしまうほどの小さなもの。もはや、間違い探しの域です。


    「えくぼとほくろ」をやりたいと言ったのは”自称”吉田のヨカ男。彼は肥前吉田焼という佐賀県でも知る人が少ない焼き物の産地にいるトテモ売れっ子の若手窯元です。「えくぼとほくろ」の名付け親でもあります。

    実際、彼は見た目も中身も「ヨカ男」です。彼との出会いは今から2年前。

    私は、予定されていた任期が1年ほど早まった時、たまたま眼の前にいた彼に「実は、今月でこの仕事終わりなんです」と雑談混じりに話をしました。すると、彼は、ソッコーで「じゃ、僕が雇います!」私も私で「はい、お願いします!」とソッコーで答えた記憶がおぼろげにあります。

    閑話休題。

    言いたかったのは、ヨカ男は、漢だ、ということです。

    ともかくも、そのヨカ男が「やりたい、やりたい」と言っていたのが「えくぼとほくろ」でした。でも、私はゼーンゼンやりたくなかった。なので3ヶ月くらい放置していました。

    やりたくない理由は2つ。

    1)B品を世に出すこと。
    2)安売りをすること。

    この2つをすると、ブランドを毀損してしまう、と思ったからです。ですが、ヨカ男の一言で、私の思考が回り始めました。

    それはお国関係のお偉いさん達を案内している時のこと。ヨカ男はいいました。

    僕たちは、環境破壊をしています。

    ハ?ナニ ヲ イッテオルノダ?→私の心の声。

    焼き物は、地球を穴だらけにして石や土を掘り出して粘土にし、それを大量の二酸化炭素を排出しながら焼いてつくります。僕ら、窯元は、地球環境を破壊している責任を全うするために、作った商品をなんとかして「世間の皆様に使ってもらえるモノ」にする義務があると思っています。

    なんと・・・

    ・
    ・

    私の脳みそをグルグルと回転させた、別シーンでの、セリフがもう一つ。

    商品が完璧にできたかどうかは、窯から出してみるまでは、わからないんです。職人さんは「ぺっぴんさん」をイメージして最後の最後まで手を抜かず、丁寧に作業をしています。

    でも、窯をあけてみたら「えくぼ」があった・・ということがあるのです。

    「窯元にとって自分が手がけたモノは自分の子供なんです。本当の子供だったら、えくぼがあってもカワイイじゃないですか。ぼくらも同じなんですよ。えくぼとほくろがあっても、かわいい子供なんです」「でも、それらは、検品ではじかれてしまうのです」

    この話を後ろのほうで聞いていた私は思いました。

    ・・・オモロイ。

    ほとんどの人は、焼き物が10以上の工程を手間ひまかけて作られていることを知りません。

    ほとんどの人は、職人さんが息を詰めながら、一つ一つとても丁寧に商品を作っている場面を見たことがありません。

    これを見せる。

    どんなに丁寧につくっているかを、見てもらうのです。

    窯元ってすごい!焼き物って面白い!に注力するのです。売れる売れないは、それがよければツイテくるハズだと。

    その後で、「えくぼとほくろ」がある商品を見たら、もう以前のアナタではいられない。焼き物が特別なものに見えてくるはずだと思いました。私がそうだったから。

    とはいえ、価格に関しては、定価でいくか/割引価格にするか迷いました。最終的には、各窯元さんに任せましたが、全体ルールとしては、割引価格はアリにしました。

    割引価格(定価の半額程度)にしたのは、人は、キズがナイ商品とキズがアル商品を見比べた時、同じ価格なら、キズのナイ商品を選ぶからです。日本人は、積まれた本の一番上にある本は買わず、下の方から買うんです。一度でも読めば表紙はキズつくのにね。服とか生鮮食品とかもそう。

    「キズがあるから安い」というロジックはつまらない。

    「えくぼとほくろ」がある商品は、流通にのせない分「経費」はかかりません。だから、安くできるのです。と言い切る。えくぼとほくろが「悪い(粗悪品)」から「安い」のではナイのです。

    話はここから2ヶ月前に遡ります。

    肥前吉田焼は、ブランドとかコンセプトがまだなかったので、窯元全員でブレストをしたことがありました。会議室でマジメ・ブレストをし、

    窯元さんの家で美味しい食事+酒を楽しみながら、膝を付き合わせてフリーダムな感じでもやりました。

    で、、完成したのは「暮らしにちょっとワクワクを」というコンセプト。これ、いいでしょ?知っている人は知っていると思いますが、吉田の雰囲気にぴったりなんです。

    あえて「肥前吉田焼」いう産地の名前も「焼き物」も「器」も入れない。段々畑があり、ここにしかない風情が残っている。この産地には、焼き物だけではない魅力があります。


    「ワクワク感のある産地」にを目指すのならアリだ。

    で、極めつけのひとこと。

    んー、でもですよ?この産地には、まだ壊れたら困るほどのブランドは出来てないですからねぇ。

    笑

    こうして、ようやく私の重い腰が動いたわけです。

    結果、多くのメディアに注目され、今では、この産地に人が訪れるようになりました。

    ●NHKのイケメンアナウンサー自らが取材にきてくれました。利根川さん、ありがとー!

    ●サガテレビの人気番組「わらしべ長者の旅」では2週間連続で吉田地区がレポートという快挙。メガモッツサイコー!

    ●佐賀のほぼ全ての新聞各社はどこも大きく取り上げてくれてました!見てください。このタイトル「愛の格安」って。解っていただけて嬉しいです(*⁰▿⁰*)。ある窯元さんは記事を額にいれて飾っていますよ。

    このメディア効果もあり、今は、毎日、人が訪れるようになりました。職人さんの手仕事を目を丸くして眺め、えくぼとほくろの商品を手にとって

    「え?こんな小さい点がダメなの!?」「あんなに丁寧に仕事をしていても、”えくぼ”ってできちゃうんだね」

    などと言ってくださり、誰も値切らずに、つけた価格のまま、嬉しそうにご購入されています。ちなみ陶器市では、悲しくなるような値切られ方をされる時もあります。

    「アナタ」の価値観に響いてくれた!だから、付けた価格を評価(納得)して買ってくれた。

    ぜひ、あなたの価値観で見てもらえると嬉しいです。「えくぼとほくろ」の詳細についてはこちらをご覧ください。吉田焼のブランディングは始まったばかりですが、期待大です。

    最後に、もう一つ重要なことを記しておきます。もともと「規格外品」は窯元さんにとってコストな(お金がかかる)存在でしかありませんでした。丹精込めて作った焼き物には社会で役に立って欲しいという想いに反して、売るに売れず、投げ売りをするか、産業廃棄物としてお金を払って捨てるしかない。それが、今は窯元の利益になっているのです。これを長年考えていたのが”自称”吉田のヨカ男こと、224 Pocelainの辻諭さんです

    私は市場原理が全てだと思ってます。ですが、市場(市場ってダレ?)決めた『価値基準』は果たしてどうなんだろう、と自分の固定概念を一度崩して、自らに問い正す良い機会でした。ありがとね、吉田のヨカ男さん(^^)

  • 2017年にやったオモロイ仕事

    2017年にやったオモロイ仕事

    皆さん、こんにちは。

    ブログを書くのを、とある理由で躊躇するようになり、半年ほど放置しておりましたが、確定申告をしていて、

    ・・

    あら?

    昨年(2017年)は、(やりたくてもやれないような)オモロイ仕事ばっかだった、ではないか!?

    ということに気がつきました。そこで出会ったのは、いまだかつて会ったことがないような「オモロい人」。これを私だけのものにしておくのはもったいないと思い、ブログを復活することにしました。

    本文に入る前になんですが、次回のネタは

    「2017年に出会った変態さんワン・ツー・スリー(仮称)」

    です。

    今回はどーでもいい自分のことばかりで、多分つまらないです。ごめんなさい。
    読み終わっても怒らない方だけ、先を続けてお目通しくださいませ。m(__)m

     

    さて、今回のネタは「2017年にいただいた”新しい”オモロイ仕事」です。

    こんな感じ。

    1)宿泊施設の「魅力プロデューサー」

    2)母校(SFC)の「非常勤講師」

    3)某市の産業特区プロジェクト案件の「検討委員」

    4) あちらこちらから依頼された「執筆業」

     

    何が(私にとって)オモロイかということを説明いたしましょう。

     


    1)宿泊施設の「魅力プロデューサー」


    ➡︎「ブラタモリ」的に日本各地の「土」や「歴史」「地形」を論理的に分析ができるから。これを経験と知識と直感でエイヤっと魅力化してコンセプトにします。簡単にいえば、スカスカの土には稲は育たない。では、その土地では、どんなモノが政治や経済の源泉になっていたのか?というのが論点であり、それが、その土地のホンモノの魅力の源泉だ、というのが仮説です。「土」の自論はもはや論文になるえると思っており、いつか、書いてみたいと思うほど、まぁまぁの理論化ができています。

    地域にいって、よく言われるのは「うちには何も魅力がない」というセリフ。でも、人々がそこそこに生活しているのであれば、なにか源泉があるのです(多分)。それを掘り出し、分析し、ヨソモノである旅人が喜ぶ魅力に昇華させる、というのが私の仕事です。

    土が赤ければ鉄分(サビ)が多いということ。サラサラか粘土質かも重要です。

     


    2)母校(SFC)の「非常勤講師」


    ➡︎「教える」ことで、とっちらかった知識は整理でき、学生との議論は新しい知を創造。それらは私をも成長できることなのです。加えて若年層に

    「ねーねー、FACEBOOKってまだ使ってる?」

    「暇な時、なにしてる?」

    「へー、なんでそう思うの?」

    とか、遠慮なく「なんでなんで」攻撃ができて、マーケティングリサーチに。学生のみなさま、うるさくしてごめんなさい。ご協力よろしくお願いします。

    卒業してから10年たって、また通うことになるなんて感慨深いです。


    3)某市の産業特区プロジェクト案件の「検討委員」


    ➡︎地域全体を俯瞰できて(今までは宿とか産地とか、地域の一部でした)スーパー公務員や識者と一緒になって、理論にのっとったダイナミックな行政改革ができる(といいな)。

    この地域全体を活性化させるイメージをもつために高い所に登る。


    4) あちらこちらから依頼された「執筆業」


    ➡︎「書く」ことは技術です。HP時代は、私が書いた文章に、上司から、でっかい×マークをもらったことがあるくらいなので、こんな仕事がくるなんて思ってもみませんでしたが、これはヘタクソなりに、技術を高め、それを評価してもらうという絶好のチャンスだと思っています。

    ところで「声の文化と文字の文化」という名著があります(SFC時代のイバ研の課題図書で出会いました)。その中で著者のオングは

    文字を使い文章を書き推敲することが、思考を格段に深化させ、文章を練ることはすなわり思考を組み立てること。「書く」ということは、意識を内面に向かわせます。話す=声の文化は、相手なくして成立しませんが、書く=文字の文化は、自分との対話であり、内面を取り出す作業です。

    と言っています(上記は要約ですが、読みにくいの”で囲いました)。

    私はモノを書くことを生業にしていませんが、ノートがないと仕事になりません。ノートに書き出すのは思考の整理に他ならないからです。余談ですが<声の文化>はアートだと思っており(オングもそんなことを言ってます)、書くとは別次元で尊重すべきものだと思っています。

    ともかくも「公なもの」を書くということは、市場で自分の技術が評価されるということなので、ヤバイです。アノ記事のことを思うとドキドキハラハラです。

    「声の文化と文字の文化」。面白いので読んでみてください。(高いけど、買う価値ありです)

    声の文化と文字の文化 単行本 – 1991/10/31 ウォルター・J. オング (著),‎ Walter J. Ong (原著),‎ 林 正寛 (翻訳),‎ 糟谷 啓介 (翻訳),‎ & 1 その他

     

    これまた余談ですが「印刷美術館」にいくのもおすすめです。グーテンベルグの技術は人の生活に大きな影響を及ぼしました。ということよりも、活版印刷ってすげー大変だったんだな、と頭が下がる思いになります。


    2018年から始まる新しい仕事もありますが、それは追って、アップします。
    では、次回の記事をお楽しみに。(採用許可くれたら公開になります。)

    <アイキャッチ画像>
    これは、辻与(つじよ)という佐賀県の肥前吉田焼にある老舗窯元さんがつくったナマズです。嬉野にある豊玉姫神社という場所にあります。ここまで大きい磁器を作るのはスゴク大変なことなんですよ。ナマズはとても縁起が良い魚なので新年のブログにつかいました。

  • 1年後に「点」と「点」がつながった。

    1年後に「点」と「点」がつながった。

    三年前から経営指導しているある窯元さんが開口一番に、

    窯元さん:南雲さんっ、昨日、テレビで元京セラの稲盛さんが南雲さんと同じこと言ってたんです!

     

    !?(・_・;?

    ・

    ・

    南雲:あの・・稲盛さんは、なにをお話しされてましたか?

     

    窯元さん:たしか・・マーケティングの話だったかと思います。マーケティングは経営に必要なんですね!

    微妙に異なるかもしれませんが、そんな感じのことをおっしゃいました。

    南雲:そ、そ、そうですね。ただ、恐れ多くも稲盛さんも、私でさえも思いつきで言ってる訳ではなくて、割と(割とじゃないけど)経営に必要な原則を言っているんですけどね。

    窯元さん:へえ、そうなんですか!

    南雲:(ん?今いう??)

    窯元さん:なんか聞いたことがある話だな、と思って、よく聞いたら、南雲さんが昔、同じこと言ったと。へえぇ、そうなんだって!!思いました。(にっこり)

    ・
    ・

    更に別な日。
    窯元さん:南雲さん〜!昨日、うちに某国営局の人が取材できたんですけど、その人、南雲さんと同じこと言ってました!

    ・

    ・

    ・

    南雲:なんて言ってたんですか?

    窯元さん:まずは、目標を決めてから計画を立てましょう!って。

    ・
    ・
    ・

    南雲:へ?ってことは・・・今まで、私が言ったことはなんだと思ってたんですか?(^_^;)

    窯元さん:え、いや、あの、そーだと思ってましたよ。(モジモジ)でも、やっぱり、そうなんですね!

    南雲:(爆)

    ある窯元さんが始めた生産計画スキーム

     

    いずれも、言ったのは1年とか半年前なんです。

    あの時は、マーケティングや事業計画の話をしたのですが、どうやったら、わかってもらえるのかなと悩む日々でした。

     

     

    私の教え方に100%問題あったのですが、ともかくも、その窯元さんは、1年前の「点」と「点」がピカーンとつながったのです。脳でいうところの、シナプスが結ばれたと言ったところでしょうか。

    その窯元さんは、今も、見ていて楽しい/頼もしいほどに、ものすごい勢いで進化しています。3年前は、PCはおろか、Wifiもなかったのに。それが今はFACEBOOKはもちろん、インスタもバリバリ使いこなしている。人は、一度ピカーンときたら、あとはすごい勢いで吸収するんだと。だったら、こちらも知っていることはなんでも教えてあげよう!という気持ちになりました。

    伊万里に向かう道

    さて、2017年6月に不意に降ってきた母校SFCの大学講師の仕事。
    生徒さんは、どうしたら、ピカーンときてくれるのか・・。

    続きは次回。

     

  • 窯元さんの想いが詰まった「産地見学会」を開催しました。

    窯元さんの想いが詰まった「産地見学会」を開催しました。

    勇気を振り絞って、参加しました・・・。

    と語ってくれたのは某有名美術大学の学生さんでした。

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    彼がそんな思いできてくれたのはデザインコンペを前提に8月26日に開催した産地見学会。

    産地見学会の集客は費用の関係で大きな告知ができず、定員30名(1回15名×2回)が集まるかどうか関係者一同とても心配でした。

    更に関係者をソワソワさせていたのは、この産地見学会の参加は費用は全て参加者の「自腹」だから。宿泊費も交通費も全て。電車や車で、ちょっとそこまで行ってくるね、という距離ではございません・・・。ここは九州ですし、福岡のような便利な地域でもなく、交通に関しては、ちょっと不便な所にある佐賀県は嬉野です。でも、そんな距離感にもかかわらず、東京からはもちろん、遠くは北海道、長野、屋久島からも、自力で来ていただけたのです。50人も!

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    イベントを行うと参加者の歩留まりは20%(申込者の2割はドタキャン)。なので、当日においでになる方は40人くらいかと見積もっていたのですが、欠席はたったの1名!なんという出席率でしょうか。

    (土日ではないので)有給を使い、10万円近くを払い、大きな勇気を振り絞って、ここまで来てくださったのです。

    ありがとうございます!!!!

    嬉しさいっぱいの主催者と若干不安げな参加者の皆さん。その中のお一人である冒頭の学生さんに聞いてみました。

     

    南雲:こういうイベントに「一人で」出席するのって勇気いりますよね。お若いですし、お金もかかるし、、あの・・私が聞くのもなんですが、、なんでまた応募しようと思われたんですか?

     

    学生さん:それは、このコンペが他のものと何かが違うと思ったからです。

    南雲:(!)あ、あの・・・どの辺がでしょうか?

     

    学生さん:まず入賞作品が商品化されるということ。

    他は、やはり「産地見学会」があること、、、ですかね。僕らとしてはどんな人たちがどんなところで作っているか見たい訳で。でも、そうは言っても、僕らだけでは産地まで来る勇気がない訳で、こうして企画を作ってくれるのは大変ありがたいことで、こちらの気持ちがわかる主催者や作り手の熱い気持ちが伝わってきて、なので「よし、行ってみよう!」って思いました。

    (じーん・・・よかった。窯元たちみんなで考えた意図が伝わったみたいデス)

    窯元見学では、かつて私がそうであったように、工場の暑さ(内部は50度になることも)に衝撃をうけ、

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    手仕事の力強さと繊細さに興味をもたれ、

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    職人さんにあれやこれやと熱心に質問され、

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    懇親会では、すでに窯元さんとタッグを組んでいる2名のデザイナーさんのぶっちゃけトークで経験談を聞き、

    1)五島史士さん@FUMIAKI GOTO design

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    2)馬渕晃さん@Akira Mabuchi Design

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    そして、お帰りになられました。多くの方に「コンペ、応募します」というセリフをいただきつつ・・

    参加された皆さんの目が輝いていたのが、とても嬉しかったのですが、同じくらいに嬉しかったのは、窯元さんたちの顏がいつもの何倍も輝いていたこと。

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    かつては30社近くあった窯元も今は8社になってしまいました。地域の活性化位は、最終的には地域の人たちが力を集結しないと難しいものですが、吉田地区の窯元さんたちは、決してあきらめない力強さと粘り強さ、それと”どことなく明るいキャラ”があり、とても頼もしい。どんなデザインがきても、俺らに任せておけ!な、底力にみなぎっています。

    コンペの申し込みは9月30日です。迷っている方は、ぜひ、勇気を出して応募してみてはいかがでしょうか。窯元さんたちも同じくらいの勇気を携えて、皆さまの応募をお待ちしています。

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    産地見学会の詳しいレポートはこちらをどうぞ。

  • デザイナーさん必見!コンペ開催!入選作品は賞金+商品化。

    デザイナーさん必見!コンペ開催!入選作品は賞金+商品化。

    入選作品は賞金はもちろん商品化するというコンペを行います。あなたがデザインしたものは、佐賀県嬉野の吉田地区で有田焼き(以降、肥前吉田焼き)を作っている腕ききの職人さんが作り、商品にまで仕立てます。

    商品化ということは、自分がデザインした商品が市場にでるだけではなく、商品の売り上げもロイヤリティとして入ってくるということですね。(くわしくはこちら)

    肥前吉田焼きは大きく分けると有田焼に属します。名前は知らなくても、商品をみれば、あ、あれか!というものはあるかと。

    例えば、こちら。

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    「水玉」の食器。昔の映画やサザエさんの中でみたことないですか?80年近くも前に作られたものが今も健在なのは普遍的なデザインだからでしょう。(副千製陶所:詳しくはこちら)

     

    それにこちら。
    20年前に作られた「TOTTOTTO」。これは富田一彦さんがデザインして「辻与製陶所」で作ったもの。機能的なのに美しい。ロングセラーなのもうなづけます。

     

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    出展:JDN(http://www.japandesign.ne.jp/kiriyama/97_kazuhiko_tomita.html)

     

    あと、個人的に好きなのは、こちら。
    水玉の茶器が進化した醤油差し。なんて、愛らしいんでしょう。(副千製陶所:詳しくはこちら)

    スクリーンショット 2016-07-23 22.03.46

    もっと新しいものだとこちら。
    「副久GOSU」。呉須の色を5段階で楽しむ器。副久さんのこだわりである呉須を社長と一緒に作り上げたデザイナーはTAKTさん。メディアとアート系の友人にとても人気があります。(副久製陶所:詳しくはこちら)

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    更に更に、新しいものだと、こちら。
    今年のイタリアで開催された「MILANO SALONE(ミラノ・サローネ)」に出展されたもの。(224porcelain:詳しくはこちら)スタイリッシュで使いやすいデザインです。

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    冒頭にあげたコンペの背景にあるのは、吉田焼きを作る窯元さん8社の考え。
    ●デザイナーさんは自分の作品を商品化できないという課題がある
    ●窯元さんは、新しい視点をもった商品開発ができないという課題がある

    このコンペには売り手も関わってくれています。

    課題を抱える両者がタッグを組み、間に売り手と諸々の手続きや決まり事、それに、もの作りの基本をサポートするチームを備え、吉田焼きという産地がデザイナーの活躍の場になるようにして、産地の活性化を目指してみたい!ということです。

    あとですね・・・

    実はこの嬉野/吉田企画には公共空間のリノベーションなども手掛ける「オープンA」が関わっていて、空き工場・空き家などの空間資源を生かし、職、食、住、 自然が一体となった暮らし作りも目指しています。
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    20ヶ月前に、東京から有田にきて思ったのは、この土地にはクリエイティブな人が多いということ。地域の皆さんは文化度が高く、大抵の窯元さんはお茶をたしなみ、こだわりのものに囲まれた暮らしをしています。知識として得意なのは、歴史と化学と物理と美術。だから会話も面白い。

     

    パチンコ屋は街のはずれに1軒。映画館はなくて、本屋も少ないけど、近所(鳥栖)にアマゾンの配送所があるのでネットで頼めば1日で届くし、映画はHuluがあるからいいか。

     

    山がきれいなので農作物もちろん海鮮物はめちゃ美味しい。九州の山は落葉樹と常緑樹がまんべなく生えており、冬でも緑が豊か。豊富な食と綺麗な空気で、有田にくるたびに、健康になれるなぁ、と思います。

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    有田の棚田からみる夜明け

    外国人のバイヤーとかアーティスト(作家)も多い。中には長期間住んでいる人もいて、私は、その中の一人とたどたどしいスペイン語で話をして、語学をこっそり習得中。

    都会とは異なる刺激があって、東京との二重生活の私にはとても魅力的です。

    長くなりましたが、こんなことをやっている嬉野/吉田地区。
    コンペにちょっとでも興味ある、と思った方は、まずは8月26日に産地見学会を行うので、ぜひ、おいでくださいませ。コンペに出る/出ないは後からでも大丈夫です。職人さんに質疑応答の時間も用意しております!

    なお、遠方から、おいでになる方はこちらをご参照ください。(注:開催地は有田ではなくて嬉野ですので、佐賀空港からはリムジンタクシーがおすすめです。)

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    コンペの前後には”日本文化が大好きな”一般人向けの、雅(みやび)な企画も用意していますが、これはまたの機会に報告をかねて。


    <嬉野/吉田でまちづくり編>
    Vol1:最強の3大魅力(温泉×焼き物×お茶)がある嬉野で”まちづくり”をやります。
    Vol2:デザイナーさん必見!コンペ開催!入選作品は賞金+商品化。
    Vol3:窯元さん達の想いが詰まった「産地見学会」を開催しました。
    続く・・


    <私、有田でこんなことやってます。>の総集編の目次はこちら。
    ↓
    1)掃除をさせてください!から始まった仕事(信頼関係の構築)
    2)車を作るように焼き物を作ろう。(生産性)
    3)別名「夫婦ゲンカ」という名の「経営改善会議」(コミュニケーション)
    4)会計士さんを怒鳴ってしまったアノ日(財務会計)
    5)社長、これでは儲かりません。(利益と原価)
    6)ブランドは1日にしてならず。(ブランディング)
    7)『知っている』と『できる』は違う、ってそういう事か!(実行あるのみ)
    8)一人で生きていくのは難しい(コミュニティ形成)
    9)好きなものを作るのはマスターベーション?(コンセプトの重要性)
    10)どうして僕に継いでくれって言わないの?(後継者問題)

  • 最強の3大魅力(温泉×焼き物×お茶)がある嬉野で”まちづくり”をやります。

    最強の3大魅力(温泉×焼き物×お茶)がある嬉野で”まちづくり”をやります。

    ●日本最初の磁器「有田焼き」
    ●お茶栽培発祥の「嬉野茶」
    ●日本三大美肌温泉「嬉野温泉」

    日本人が大好きな魅力が3つもある佐賀県嬉野で、7月からしばらく、窯元さんのブランディグと、嬉野/吉田地区を活性化をお手伝いすることになりました。(有田でも働いてます!)

    嬉野の吉田地区にはプロジェクトで一緒に有田焼きのお仕事した「副久」さんもいます。「GOSU」を作った窯元さんです。

    この吉田に通い続けて20ヶ月。前職でお世話になったブルータスさんに、この魅力は他にはないからと有田、伊万里、そして吉田に来てもらいました。(この号に焼き物旅が載っています)。

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    ブルータスさんが取材をしている合間に、訪れた窯元さんと立ち話。

    私さ、6月末で東京に戻るかもしれないんですよ・・でも、まだやり残した感があって、もうちょっと有田にいたいんだけど、その仕事だけでは量として足りなくてさ、などと、言ったら・・・

     

    じゃ、僕が雇います!窯元と嬉野のために働いてください(^_^)

     

    ・・・・!?

     

    この「漢」な発言を放ったのは、写真の左側の人。辻 諭(つじ さとし)さん。ちなみに右側は彼のお父様。

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    ブルータス822(2016年4月15日号)の28ページより抜粋

     

    笑。何言ってんですか?

     

    と苦笑いしていたら・・・。

     

    南雲さんが、この地域の活性化になると思うことがあるなら、それを自由にやってください。

     

    本当はもっとフランクに「好きなことを自由にやっていいですよ」と言ってくれたのですが、そういうことだと理解しています。

     

    (・・・そ、それは・・非常に面白そうだ。)

    こんなに魅力的なコンテンツがあるのに、知られていないし。あんなことやこんなことしたら、たのしそうだし、あんな効果やこんな効果もあるだろうなぁ・・とぽわわわんとなり、

     

    はい、やります。

     

    と、またも、給料もわからないのに、お返事。

    地域の活性化には「スーパーマン」が必要だと考えます。
    武雄にはすごい図書館を作っちゃった樋渡さん、大学の友人には石川県の七尾に森山くん、鹿児島の長島に土井くん、教育という切り口で藤岡さんとか。観光の活性化では、観光をやばくしている前職の社長や、冷え込むビール業界にエール旋風を起こしたヤッホーブルーイングの井手さんもそうだ。

     

    共通するのは、どの人も「愛嬌があって」ちょっと「変」なとこ。もちろん仕事ができるのは大前提なので言うまでもないのですが、、

     

     

    つまり・・・

    愛嬌がある”知的な変態”ということかと。

     

    ビジネスのみならず社会において「愛嬌」があることは大きな強みです。残念ながらそれが少ない人もいるので愛嬌があることは、神様からもらったギフトだと思います。

    これ、辻さんのアップ。人と話す時はいつも口角があがってニコニコ顔なんですが、職人になっている時は真剣。

    tsujiyo03 (1)

    この辻さん。電話は必ずワライから入る。

    あ、辻でぇす。どーも⤴️どーも⤴️。

    がはは(←なぜ笑うのは不明)

    というわけで、嬉野の地域魅力だけではなく人にも魅了されてしまいました。

    ちなみに、彼が奔走する「嬉野」はここ。

    スクリーンショット 2016-07-23 13.09.24

    辻さんは、「嬉野」の茶畑の丘の上にある「吉田地区」にある「辻与」という老舗窯元の息子さんで自ら「224」というブランドを立ち上げました。

    スクリーンショット 2016-07-22 12.01.17.png

    彼がやりたいのは「産業の活性化」と「産地の再生」。

    吉田地区ではかつて30以上も窯元さんがいましたが、今は8つに。産業規模はかつての5分の1に。

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    廃窯になってツタがからまった窯元。でも、これはこれで産業遺産的な魅力があります。

    産業が縮小すると街も元気がなくなります。その産業で食っていけないなら、外に行くしかないから。

    辻さんは自らの生業である「窯元」であることに使命を感じ、ここから旧態然とした流通システムにぐぐっとテコ入れし、新しい販路を開拓しつつ、現代のニーズに合った商品開発をする。そして、この土地独特の魅力的なモノや、空き工場・空き家などの空間資源を生かし、職、食、住、 自然が一体となった暮らしの姿を発信し、 チャレンジングな人材を引き寄せる、吉田地区のエリアイメージをつくり上げたい!!!

    だそうです。

    というわけで、早速、私は・・・と続くと長くなるので、また次回。


    <嬉野/吉田でまちづくり編>の目次
    Vol1:最強の3大魅力(温泉×焼き物×お茶)がある嬉野で”まちづくり”をやります。
    Vol2:デザイナーさん必見!コンペ開催!入選作品は賞金+商品化。
    Vol3:窯元さん達の想いが詰まった「産地見学会」を開催しました。


    <私、有田でこんなことやってます。>の総集編の目次はこちら。
    ↓
    1)掃除をさせてください!から始まった仕事(信頼関係の構築)
    2)車を作るように焼き物を作ろう。(生産性)
    3)別名「夫婦ゲンカ」という名の「経営改善会議」(コミュニケーション)
    4)会計士さんを怒鳴ってしまったアノ日(財務会計)
    5)社長、これでは儲かりません。(利益と原価)
    6)ブランドは1日にしてならず。(ブランディング)
    7)『知っている』と『できる』は違う、ってそういう事か!(実行あるのみ)
    8)一人で生きていくのは難しい(コミュニティ形成)
    9)好きなものを作るのはマスターベーション?(コンセプトの重要性)
    10)どうして僕に継いでくれって言わないの?(後継者問題)

  • 10)どうして僕に継いで欲しいって言わないの?

    10)どうして僕に継いで欲しいって言わないの?

    有田の窯元さんの多くは後継者問題に苦慮しています。私が出会った窯元さんはいずれも教育熱心で、子供は慶應、早稲田などの有名私立だったり東大などの国公立大学に行かれています。

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    廃窯になって久しい窯元の跡地。

    へー!将来が楽しみですね!というと、

    いやぁー「外貨」を稼いでもらいますよ、と。

    ?どういうことですか?(´・_・`)
    曰く、窯焼き(焼き物業のこと)では食っていくのが大変だから、「外」で稼いできてくれたほうがいい、、という意味らしいです。彼が継いだら、この会社ももっと発展すると思うんですけどねぇ、と思ったりします。大人の勝手な言い分ですけど。

    家業を残すために、子供がいない家は、養子縁組をしたり、娘しかいない場合は、婿養子になってもらうそうです。

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    老舗の窯元さんには古くから伝わる技や技術がある。

    また、窯焼さんはほとんど離婚しないそうです。(真実は神のみぞ知る、ですが)。なぜならは、家業において、夫婦はそれぞれ役割をもっており、いなくなったら困るからと。

    ((((;゚Д゚)))))))

    日本の伝統工芸を支える職人さんのほとんどは世襲制です。

    伝統工芸系職人の特徴
    陶芸、漆器、和紙、伝統家具、さらには竹細工、刀剣、羽子板、人形、能面、和凧、木彫り細工など、日本に昔から伝わる伝統工芸品を作るのが伝統工芸職人。40代、50代でまだ若手という奥の深い厳しい世界であり、収入も決して多くないが、海外にも誇れる技術ということで評価は高い。伝統工芸職人はもともと主に世襲制だったが、後継者不足が問題になり、広く弟子を受け入れたり、養成学校を設けたりする例が増えてきた。近年はこのようなルートで職人になる例が少なくないが、分野によって細かい状況は異なる。技術を極めるまで修行に耐える力、地道に努力を続けられる根気強さ、伝統を後世に伝える使命感がなければ続けていくことは難しい。(参照:分野別職業ガイド)

    親から「継げ、継げ。お前が継ぐのだ」
    と呪いのように言われて、ここまで来てしまった?

    先日、テレビで、歌舞伎の海老蔵さんがでていました。そこにはお父さんのモノマネをして歌舞伎の真似事?をする可愛らしい2歳の勧玄くんの姿があり、将来は何になる?という質問に「かぶきやくしゃー」と答えていました。

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    出典:https://twitter.com/fujitv/status/726929199919853568

    歌舞伎だから特別ではなくて、有田でも、好調なアノ窯元さんやコノ窯元さんの所にいくと・・・子供さんがキャッキャと遊んでいます。親である窯元さんは自慢気に自分の仕事を見せていたり、実際にろくろを使わせてたりしています。

    ある窯元の息子さん(超有名大学!)の息子さんは「窯元を継ぐことは、仕事の選択肢になっています」とおっしゃいました。続けて「でも、両親は、ぼくに”継いで”くれ、と言わないんです。だから、継いではいけないのかと思っているんです・・」。と。

    彼のお母さんが「なんで継ぎたいの?」と聞いたところ、息子さんは、

    「だって、お父さんもお母さんもすっごく楽しいそうに働いているんだもん!」と。

    ・・・そうだよね。

    親(人)が生き生きと働いていることが、一番わかりやすいメッセージなんだと思います。

    先日、ある窯元さんから言われました。

    この窯元さんは当初「窯焼きは、家業だから継いで当たり前。”やりがい”なんて考えたことがない」とおっしゃっていました。お子さんたちは、工場に入ったことはほとんどなく、今は東京にお住まいのご様子。ここ十数年間、毎日、朝2:00から夜まで働きづめでご苦労をされていましたが、その長いトンネルからようやく抜け出せそうな状況になっています。

    窯元さん:「南雲さんには、いつも怒られてばっかりでした。でもね、この前、初めて思ったんですよ。窯焼きという仕事も悪くないなぁ・・って・・・」

    !

    ・°°・(>_<)・°°・。

    そう思っていただけて、なによりです。

    その窯元さんは何回も泣かしてしまったし、まだまだ課題を残したままに終わってしまったけれど、それでも、最後にそう思ってくれたなら、私がいた成果はあったのかな、、などと思いました。ぜひ、その心境の変化を理由とともにお子さんにも伝えて欲しいです。


    さて、6月30日をもって、今までやってきた仕事(の契約)は終わりました。
    当初は2017年3月末までだったこともあり、いくつか心残りがあり、これで東京に戻るのは忍びないし、情けない・・と凹んでいたのですが、幸いにもその関係筋から思わぬ仕事が舞い込んできました。おかげで予定通り、有田でお仕事ができることになりました。

    数多くの「気づき」や「学び」そして「喜び」を与えてもらった、この仕事。関係者の皆様には、このチャンスをいただけたことに深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

    ハゲができたり、体重が2週間で3キロ痩せるような辛いこともありましたが、辞めたいとは思いませんでした。先が見えない時でも、毎日、一歩ずつでも前に進むと、絶対にゴールすることを知っているから。(スペインを踏破した経験があるから断言します。)

    有田着任の前日までいたスペイン(スペイン横断800キロ46デイズ)

    7月からは、奮闘記のセカンドステージが始まります。そこもきっと山あり谷あり。そんな毎日の中から発見したモノ/コトを綴っていきたいと思います。

    これからもよろしくお願いいたします。


    <有田奮闘記の総集編>
    1)掃除をさせてください!から始まった仕事(信頼関係の構築)
    2)車を作るように焼き物を作ろう。(生産性)
    3)別名「夫婦ゲンカ」という名の「経営改善会議」(コミュニケーション)
    4)会計士さんを怒鳴ってしまったアノ日(財務会計)
    5)社長、これでは儲かりません。(利益と原価)
    6)ブランドは1日にしてならず。(ブランディング)
    7)『知っている』と『できる』は違う、ってそういう事か!(実行あるのみ)
    8)一人で生きていくのは難しい(コミュニティ形成)
    9)好きなものを作るのはマスターベーション?(コンセプトの重要性)
    10)どうして僕に継いでくれって言わないの?(後継者問題)

  • 9)好きなものを作るのはマスターベーション?

    9)好きなものを作るのはマスターベーション?

    私が関わる諸々の業務の中でもメインオブジェクトであり、ハイライトであるのが新商品開発。すべての窯元さんの新商品を紹介したいのですが、長くなるので、一つだけ紹介します。

    まずは完成品をどうぞ!

    Ceramic Mimic Fabric(セラミック ミミック ファブリック)
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    わ!これは、なに?何でできているの?

    ってよく言われます。

    ぱっと見には、リネンのように見えるからでしょうか。

    極上の亜麻(リネン)に触れたような、心地よい肌触りの有田焼のタンブラーです。

    これは、佐賀県有田の窯元「文山製陶」に伝わる伝統技法の「てびねり」を現代のライフスタイルに合うようにリファインしたもの。有田焼400年の歴史を超えて、生まれ変わった「布のような磁器」という意味の「ceramic mimic fabric(セラミック ミミック ファブリック)」というブランドです。

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    この商品の重さは、同じ大きさの磁器の半分程度。とても軽くて、薄い。
    「たたきしめる」という製法に特徴があり、華奢(きゃしゃ)で繊細なみかけにもよらず、通常の磁器と同等の強度があるんです。

    繊維状のシワが気化熱の効果をもたらして、冷たいものをいれると、いつまでもヒンヤリ感がつづきます。

    これでビールを飲むと、サイコーです!
    ものすごく薄いので、唇にすいつくような感触。いつまでも口につけておきたい心地よさです。

    この商品を作った方は文山製陶の社長中島正敏さん。

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    それに、プロダクトデザイナーの磯野さん(左)とグラフィックデザイナーの江副さん(右)。

    二人は、職人さんの気持ちに寄り添いながら、時に厳しく、本質をつきとめ、チームとして商品造成に尽力してくれました。

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    商品開発は、

    ●シャチョーの好きなものってなんですか?
    ●やりたいことってなんですか?
    ●得意なものってなんですか?

    から、始まります。要はブランド・コンセプトを作りたいんです。

    でも、最初の数ヶ月は、うーん???になってしまう。
    作りたいものを作るなんて、マスターベーションにすぎんでしょ、とか言うし・・。苦笑。

     

    ようやく絞り出したものは・・・

     

    売れるものを作りたい!

    ・・

    そりゃそうだ。
    だけど、考え方としては社長や従業員の「作りたいもの」や「得意なもの」の中から「売れるコンセプト」を組み立てて、「売る仕組み」を作りたいなと。だって、手仕事中心な職人さんなんだから得意なものや好きなものをつくったほうが楽しいだろうし、モノを良くしたい、たくさん作りたいなど、魂がこめられる。工業製品をつくっているわけじゃないからなぁと(^_-)。

     

    「コンセプト」の核は、社長の心の中、会社の歴史や過去の商品に隠れている。

    というわけで、それを探るために、飲み会開催。

    しかし、ここは昼間の出来事が夜には町中に広がると言われている小さな街。
    男性である社長と女性である私。ガイヤの余計な詮索はカンベンして欲しい!なので、だれかが有田にきた時に、その人を引き入れるか、もしくは、気兼ねなくお話できる有田の家で家族も呼んでお食事会。

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    これは単なる豪華な食事会ではありません。器(魚がのっているのは違う)は全部窯元さんの器。窯元さんは自分の商品をシゲシゲと観察しながら使うことは少ないとお見受けしています。なので、使って、洗って、拭いて、しまってみようと。こんなことをしました。

     

    そんな会が何回かあった、ある日。
    飲み屋で、シャチョーは「”ニッカ”のハイボール」をオーダーしました。

    銘柄指定なんですね。お好きなんですか?

    と聞いたら、だまって、このポーズ。

    スクリーンショット 2016-06-23 11.19.32

     

    ん・・・あ、ひ、ひげ?・・・・・

    笑

    ちなみに、このシャチョーは、いつもスターウォーズやミッキーマウスのTシャツをきています。出かける時の靴は赤で、アメカジとイタカジのミックス。

    シャチョーのファッションコンセプトはなんですか?と聞いたら、一言。

     

    ギャップかな。(洋服のブランドではない)

     

    ・・・

     

    笑

     

    たしかに、このお顔でスカル(骸骨)のTシャツとか黒のパンツとかだったら、そのマンマです。

     

    ・・・これは面白いものが出てきそうデス。

     

    深層心理を探る一方でやるのは、お宝探し。

    いくつかピックアップした焼き物を机にならべた時に、シャチョーが、ぽつり。

    僕、というか、文山の「もの作り」の原点は、素材の本質に忠実になって、その良さを引き出すことなんだよね。その良さを引き出すためには、加飾はシンプルがいいと思っている。それが売れるかどうかはわからないけど・・と。

     

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    つ、つまり、すごいうまい玉ねぎがあったとしたら、それを丸ままオーブンで焼いて、極上のオリーブオイルをかけて食べる感じですか!?

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    そうだね・・。有田焼の土(石)は、とても素晴らしい素材をつかっていて、、うんぬん・・。

     

    *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

     

    では、それをやりましょうよ!

    社長の真髄、文山の真骨頂があるのはどれだ!?と、デザイナーさんと社長ご夫妻で一緒になって、ああでもない、こうでもないの議論。

    そして、たどり着いたのが、こちら(BEFORE)。

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    これは「てびねり」という文山が40年前に開発した特殊な手法で作られたヒット商品でロングセラー商品です。
    実は、こちらの商品は有田焼400年の歴史に残る100点の一つなんです。
    ちなみに100点の中に、文山さんの商品は、他に2つ(合計で3つ)あります。数多ある窯元さんの中で、歴史に残る商品が3点もある窯元さんはそう多くありません。こうしたことからも文山さんは歴史に革命を残すような技術を各年代で築いてきたことがわかります。ちなみに、こういった素晴らしい業績は、奥ゆかしい窯元さんの口から直接聞くことはなかなかできません。(早く言ってくれたらいいんだけどなぁ)

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    この「てびねり」の本質を追求して完成したのが、Ceramic Mimic Fabric(AFTER)です。

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    チーム一体となってそれぞれの作業を遂行し、ようやく、この愛すべき商品を世の中に紹介できる運びとなりました。

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    当初はWIFIが入っていないかった文山さんの事務所。今は、世田谷、目黒、博多、有田をつないでのスカイプ会議で効率よく議論。ITって素晴らしい!

    ぜひ、新しい岐路にたった文山製陶の窯元さんご夫妻、そして、CERAMIC MIMIC FABRICをどうぞよろしくお願いいたします。

    お願い:個人の方は、もうすぐ完成するオンラインショップをお待ちくださいませ。バイヤーさんはHPの問い合わせからお問い合わせをお願いいたします。個人の方で、今すぐに、どうしても買いたい!という方は2016年7月末までなら私に問い合わせてください。

     

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    <有田奮闘記の総集編>
    1)掃除をさせてください!から始まった仕事(信頼関係の構築)
    2)車を作るように焼き物を作ろう。(生産性)
    3)別名「夫婦ゲンカ」という名の「経営改善会議」(コミュニケーション)
    4)会計士さんを怒鳴ってしまったアノ日(財務会計)
    5)社長、これでは儲かりません。(利益と原価)
    6)ブランドは1日にしてならず。(ブランディング)
    7)『知っている』と『できる』は違う、ってそういう事か!(実行あるのみ)
    8)一人で生きていくのは難しい(コミュニティ形成)
    9)好きなものを作るのはマスターベーション?(コンセプトの重要性)
    10)どうして僕に継いでくれって言わないの?(後継者問題)